紹介予定派遣というスタイル

紹介予定派遣という言葉を耳にするようになったのは、2004年3月に、改正労働者派遣法が施行されてからのことです。まったく新しい形の派遣スタイルは、アメリカでも、より優秀な人材の発掘に繋がるワーキングスタイルとして、広く活用されつつあるようです。では、紹介予定派遣とは、どのようなしくみで成り立っているのでしょうか。

紹介予定派遣とは、正社員や契約社員として雇用されることを前提に、一定の期間のみ、派遣社員として就業するスタイルを言います。言ってみれば、お試し期間、トライアル期間といったところでしょう。いくら興味のある仕事内容でも、本当に自分に合った仕事なのかどうかという不安は、働く側として、少なからずあるもの。また企業側も、面接で好印象だったものの、本当に会社に合った人間かどうかを見極めるのは難しいでしょう。紹介予定派遣は、そんなお互いの不安を解消できる、新しいスタイルなのです。

紹介予定派遣は、どんどんとその需要が大きくなっています。厚生労働省から発表された報告書によると、2004年度の紹介派遣状況は、実施した事業所がおよそ1,000事業所、紹介予定派遣によって労働者派遣された人数が、20,000人弱。そのうち、紹介予定派遣後に正式採用となった人数は、10,000人を超えるとされています。

紹介予定派遣と、通常の派遣とは、どこが違うのでしょうか。通常の派遣は、最終的には正式な採用を希望する紹介予定派遣と違い、契約期間中のみ雇用関係が生じ、その期間が終了すれば、雇用関係も終了します。派遣期間は、労働者派遣法によって、3年を上限としていますが、専門性が高いと思われる26の職種に関しては、派遣期間の制限はされていません。ちなみに、派遣期間の雇用関係は、派遣先の企業ではなく、派遣会社との契約になります。

紹介予定派遣を含む、人材派遣業は、厚生労働省からの認可を受けていなければいけません。その認可は、「有料職業紹介事業」と「一般労働者派遣業」のふたつ。もしこれから、派遣会社へ登録をお考えの場合は、確認しておくと良いでしょう。

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